ECSのLIVA-B3-2G-32GにCentOS 7.0.1406を無理やりインストール
CentOS 7のカーネルはBay Trail-M + eMMCな環境に対応していないので最新のstableのカーネル(3.16.2)をビルドして置き換えることで無理やりインストール
以前の記事にて、LIVAへのCentOSのインストールはカーネルのバージョンの問題から難しいと記事に書きました。
eMMCの対応が行われたのがカーネル3.8からで、当時最新だったCentOS 6.5のカーネルは2.6系だったため、対応していない事が理由でした。
しかし7月にリリースされたCentOS 7はカーネル3.10を採用していたためインストールができるのではないかと期待されていましたが、やはりインストールできませんでした。
どうやらカーネル3.8ではLIVA含むBay Trail-M + eMMCな環境へは未対応だったらしく、LIVAへインストール可能なのはpinctrl-baytraiモジュールのの実装が完了した3.13以降のカーネルとの事(参照)
もはや正攻法での解決は不可能なので、ヤケクソで最新のstableのカーネル(3.16.2)をビルドして、仮想環境上のCentOS 7のカーネルをそれに差し替えた状態のディスクイメージをLIVAのeMMCへ展開することで解決しました。
手順とか試行錯誤の過程とか書くのもだるいし特に需要も無いと思うので成果物だけ置いておきます。
なんか問題あったら消します。まともに動く保証はできないので使用はお遊びの範疇にとどめておいてください。責任は負いません。
RPM, SRPM (動作確認環境:CentOS 7.0.1406 minimal, LIVA-B3-2G-32G)
eMMCの認識に必要なモジュールはカーネルに取り込んじゃってます。
※取り込んだモジュール
mmc_core
mmc-block
sdhci
sdhci-acpi
acpi_lpss
pinctrl
pinctrl-baytrai
仮想環境のCentOS7に上記RPMをインストールした後、DDでイメージ化したデータをLIVAののeMMCへ展開してくれれば動きます。
インストール後にgrub2-mkconfigした方がいいかも
#grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/centos/grub.cfg
仮想環境はUEFIモードで動かす事を忘れないように気をつけてください。(VMwarePlayerならvmxに「firmware = "efi"」を追加)
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